松溪中学校第20代校長 辻 成一郎 先生 ご紹介

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ご紹介 松溪中学第20代校長 辻 成一郎 先生

 昨年9月1日、松渓中学校校長として着任しました「辻 成一郎(つじ せいいちろう)」と申します。

 中野区立中野東中学校から新たに昇任して参りました。昭和60年に教員になってから6年間を高南中学校でお世話になり、千代田区で4年、中野区で25年勤めた後、また、杉並区に戻って来ることとなりました。久しぶりの杉並区勤務で、区内の情勢や松渓中学校についても、未知の部分は多くありましたが、いろいろな方々のお力を借りつつ、その任を果たそうと努力しております。

 赴任して、地域を訪問させていただきました。短い時間の中では、学校運営協議会の方のお宅や連携の小学校、児童館等程度しか回れませんでしたが、その途中、「松溪橋」を渡りました。かつては、この一帯が「松山」と呼ばれる松の美しい子供たちの遊び場であったこと、この橋から校名がついたことを、校長室にある「松溪ニュース」や「創立記念誌」から知りました。

 以来、松渓中学校は、開校73年目を迎えました。地域の方々の絶大なご支援の下、保護者、生徒、教職員が一体となって、教育活動を行ってきた、輝かしい歴史をもち、平成22年完成の「環境と共生する」という思想に基づいて作られた素晴らしい校舎を備えた学校です。

 その学校への異動は大変光栄なことであり、責任の重さを日々実感する次第です。今は、かつての「松山」の面影は遠くなりましたが、迎えてくださった皆様の温かさは、多分昔と変わらないと、学校を訪れる方々や生徒たちの授業や部活動の様子を見るにつけ感じています。

 新型コロナウィルスの蔓延する中で、制約の多い中、生徒も教職員も、「教育を止めない」「何ができるかを考える」を合言葉に活動に取り組んでおります。卒業式では、自分たちが事前録音した「旅立ちの日に」の歌声をBGMに写し出される校舎と桜吹雪のプロジェクションマッピングに自分たちの名が流れるのを見て涙する多くの生徒や保護者を見て、本当にできることを頑張ってきてよかったという思いがこみ上げてきました。入学式では、133名の新入生を前に、渋沢栄一の話を例に、「教育目標を大切にし、知ろうとすることを忘れず、好きになって、楽しく学ぶこと」を式辞で述べました。

 輝かしい歴史と伝統を汚すことの無いように、保護者や地域の皆様の温かいご支援を賜りながら、生徒が通って良かった、保護者が通わせて良かった、先生方がここで働けて良かった、地域にこの学校があって良かったと、思える学校にしていきたいと考えています。

 是非、お力をお貸しください。よろしくお願いいします。
                                令和3年4月

2021年4月 入学式
2020年10月 サッカー部杉並区大会優勝
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